製造ラインで不具合品の流出防止のために、ぽかよけを作ります。
ぽかよけでは、下記のような事をチェックします。
・重要な工程を通過しているか?
・検査結果が正常か?
・順立て順に部品が流れているか?
・正しい部品を取り付けようとしているか?
例えば、タンク製造ラインでは、下記ぽかよけチェックを行います。
1.タンクリーク試験を行い、正常となったタンク製造シリアルをDBに書込みます。
2.組み立てラインへの順立て出荷時にタンク製造シリアルを読み込みます。
3.データ収集プログラムに読み込んだ製造シリアルでぽかよけチェック要求を行います。
4.データ収集プログラムにてリーク試験結果を応答します。
リーク試験が正常終了している場合、該当データをSQLITEデータベースから削除します。
5.出荷パネルにぽかよけチェック結果を表示します。
※定期的にリーク試験から一定期間以上経ったタンク製造シリアルを削除します。
※これは、補充品や巻き替え品として使用される出荷表示器を通らない場合があるためです。
これを収集定義で記述すると下記となります。
・14行目でタンク製造シリアルをSQLITEデータベース(以下DBと略す)に保存します。
・16行目でぽかよけ対象シリアルを取得します。
・17行目演算で該当シリアルがDBに登録してあるか確認します。
・17行目後処理で該当シリアルがDBに登録してある場合、DBから削除します。
・18行目後処理でぽかよけ結果をD1005に書込み、D1004に収集カウンタ(D1003)を設定します。
・19行目でデータ収集プログラム起動直後に3年を経過した収集データを削除します。
「VACUUM」は、DBの 不要領域回収 を行い、ファイルサイズを小さくするものです。
このように、今までコーディングしていた部分も定義で実装することができます。
以上です。
Comments