トレーサビリティデータの保存
データ収集プログラムではアンドン用の最新値収集以外にトレーサビリティデータの保存を行う事が出来ます。
トレーサビリティデータは、製造時の製造条件※や部品の製造シリアルを保存します。
※製造条件:締め付けトルク、温度、圧力など
取得方法としては、PLCにてトレーサビリティデータをある領域に設定し、収集カウンタ(ロータリーカウンタ)を更新します。PCは、カウンタ更新(収集カウンタ≠応答カウンタ)を認識し、トレーサビリティデータを取得し、応答カウンタに収集カウンタの値を設定します。
PLCは、収集カウンタ=応答カウンタとなれば、PCがトレーサビリティデータを取得したと認識して次のトレーサビリティデータを設定します。
上記データのやり取りを収集シートに記述する事によりトレーサビリティデータをデータベースに保存する事ができるようになります。
以下がトレーサビリティデータをSQLITEデータベースへ収集するために収集シート例です。
6行目で#1(D01001)と #2(D01002)が異なるなら#3に1を設定し、D01002に#1(D1001)を設定します。
7行目で#3(6行目の演算結果)が1ならD01030からのデータ収集を行います。
23行目で#4から#18までの値をSQLITEに書き込む命令を記述しています。
上記シートで収集すると、収集プログラムの収集データ一覧では、以下のように表示されます。
D01001を1加算するとD1030からD1050 までのデータを収集してSQLITEデータベースに書込みます。
収集したデータは、「sqlite表示.exe」プロクラムで表示する事が出来ます。
※「sqlite表示.exe」プロクラムは、デバック用に作成したものです。
実システムでは、期間や製造シリアルでの検索条件が指定できる画面を作成します。